キャンセルボタンを押すまで表示されるモーダルウィンドウは、サイト作りに必須というほどでもないですけど、よく使われますよね。
今回は複数設置に対応したモーダルウィンドウをjQueryを使って実装する方法をお伝えしますので、是非サイト作りに役立てて下さい。
DEMOはこちら
実装方法
以下のHTMLとCSSを用意します。
HTML
<a href="" class="md-btn" data-target="modal01">クリックしてモーダル1を開く</a> <div id="modal01" class="modal"> <div class="md-overlay md-close"></div> <div class="md-contents"> <a class="md-xmark md-close"> <span></span> <span></span> </a> <div class="md-inner"> <p>モーダル1が表示されます</p> </div> </div> </div> <a href="" class="md-btn" data-target="modal02">クリックしてモーダル2を開く</a> <div id="modal02" class="modal"> <div class="md-overlay md-close"></div> <div class="md-contents"> <a class="md-xmark md-close"> <span></span> <span></span> </a> <div class="md-inner"> <p>モーダル2が表示されます</p> </div> </div> </div>
CSS
.md-overlay{ display: none; position: fixed; top: 0; left: 0; width: 100%; height: 100%; background: #000; opacity: .7; z-index: 9999; } .md-contents{ display: none; position: fixed; top: 10px; left: 50%; width: 95%; height: auto; overflow: hidden; transform: translateX(-50%); z-index: 10000; } .md-inner{ padding: 24px 40px; background: #fff; height: auto; } .md-xmark{ position: absolute; top: 34px; right: 20px; width: 25px; height: 22px; z-index: 9999; cursor: pointer; } .md-xmark span { height: auto; position: absolute; left: 0; width: 100%; height: 2px; background-color: #333; border-radius: 4px; } .md-xmark span:nth-of-type(1) { top: 0; transform: translateY(10px) rotate(-45deg); } .md-xmark span:nth-of-type(2) { bottom: 0; transform: translateY(-10px) rotate(45deg); }
jQuery
$(function(){ $(".md-btn").each(function(){ $(this).on('click',function(e){ e.preventDefault(); var target = $(this).data('target'); var modal = document.getElementById(target); $(modal).find('.md-overlay,.md-contents').fadeIn(); }); }); $('.md-close').on('click',function(){ $('.md-overlay,.md-contents').fadeOut(); }); });
HTMLの詳細
a要素「js-modal-open」に「data-target」属性を追加しました。
この値をモーダルウィンドウのID属性とリンクさせることで、どのモーダルウィンドウを開くかわかるようにしています。
CSSの詳細
jQueryでモーダルを表示させるので、モーダルを「display: none」で非表示にしておきます。
.md-xmarkでモーダルを非表示にする為の、バツボタンを作ります。
jQueryの詳細
ではここからはjQueryの内容を1行ずつ説明していきます。
2・3行目
「複数のボタンに対して以下の処理を実行する」という指定です。どのボタンがクリックされたかわかるようにするために、each
メソッドの中でthis
を使います
次の行のe.preventDefault()
を指定するために、function()
ではなくfunction(e)
と記述します。
jQuery
$('.md-btn').each(function(){ $(this).on('click',function(e){ //ここに処理を記述 }); });
4行目
通常aタグをクリックすると指定ページに飛ばされますが、その処理をキャンセルするためにe.preventDefault()を指定します。
e.preventDefault();
5行目
クリックされたボタンのdata-target属性を取得し、変数targetに代入します。
jQuery
var target = $(this).data('target');
6行目
クリックされたボタンのdata-target属性と同じID属性の要素を、変数modalに代入します。
jQuery
var modal = document.getElementById(target);
7行目
クリックされたボタンとリンクしている要素のみを表示します。
jQuery
$(modal).find('.md-overlay,.md-contents').fadeIn();
10・11行目
.md-closeをクリックして、要素を非表示にします。
jQuery
$('.md-close').on('click',function(){ $('.md-overlay,.md-contents').fadeOut(); });
まとめ
複数設置に対応したモーダルウィンドウの記事はいかがでしたか?
jQuery関係の記事は他にも書いているので、宜しければそちらもチェックしてみてください。
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